道南民俗学研究会

世相や街並み、祈りを記録する。書籍、映画などを通じた民俗学研究の記録。たまに政治/オピニオン記事も扱います。

本を語らう会〇夢をかなえるゾウ

 北海道の道南地域に住んでいても本日は不穏さを感じる一日であった。大型の勢力を持つ台風10号の中心は九州西の海上を突っ切って朝鮮半島に上陸するものと見られるが、自国・他国を問わず関係地域に住まう方々の安全を祈念する。

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 昨日は「本を語る会」に出席した。テーマに沿った本を持ち寄り、その内容を紹介した後に質疑応答を行う。各人が話す時間は持ち時間を少し超えることがある(タイムキーパーがいるので大きく超えることはない)。

 紹介する本のトリックを原稿用紙にまとめて、質疑応答に備えていた方もいて,
さながらに会議の答弁シーンのようでもあった。
 私は原稿こそ用意しないがシュミレーションは3日ほど前から行う。他の参加者が扱う本と、質疑応答を事前に予想しきれないため、議論は白熱し熱量が一定に高い会である。


 で私は「夢をかなえるゾウ」シリーズを扱ったのだが、当ブログでも簡潔な記録として残したい。

 タイトルのゾウはインドの神様で象の頭を有するガネーシャである。日本でも歓喜天として祈祷寺などに祀られている存在である。広く現当利益に功験があるとされ、愛染明王などより露骨に性愛を肯定する性格(姿、存在感)から秘仏とされることが多い。
 「夢をかなえるゾウ」内において、ガネーシャは主役なようでいて実際には脇役であるため素性の深追いは避けるが、次期首相と目さている菅さんを下支えする無派閥議員グループが「ガネーシャの会」である。
 菅さんも実は信仰の対象としているのだろうか?(ガネーシャさん、日本でも偉い出世しなはったな。あなたのことを知らんほうがもぐりになってきたで。)

 作中のガネーシャは関西弁の使い手である。このシリーズを読んで私も関西弁に親しみを持てるようになった。案外、それが収穫である。本作をお決まりのどんでん返しと評することは簡単だが、ベタな笑いも含め、私は同作品に好印象を抱いているのである。
 どっぷりとスピリチュアルにハマっているのではなく、笑いや健全な批判精神、俯瞰性がある点がよい。