道南民俗学研究会

虚飾を捨てた文章を書きたい。

4/6 街角より

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 平成という元号に、良いものも悪いものも背負わして一つの歴史区分が終わろうとしている。田舎の道の駅にも、祝令和と印刷されたA4判の紙が貼りだされ、その下には花などが活けられている。スーパーなどを含めて吉祥改元のような雰囲気が街角には確かにある。 

 レイワ、その響きは奥ゆかしさすらある。和ならしめる。令という漢字の解釈をめぐり一部の議論が見られるが、世間では人心を一新させる清新な印象が持続している。一部調査では7割超の人が新元号を好感を持って受け入れている。 

 今や遅しと訪れる改元に諸々の行き詰まりを打開する期待が世にある。

 令和の典拠は万葉集である。同時に漢籍にも求められる。なお、国書は政府が国外に対して示す文書を指す言葉であるので、万葉集は国書ではなく和書というべきであるという指摘がある。 

 

 ちなみに民俗学とは民間伝承を紐解く学術である。学術的な観点から、まちかどの風景や世相を正確に記録してていきたい。 

 

 他、新聞の記事から。6月の任期満了で退任を表明した日本オリンピック委員会竹田恒和(つねかず)会長の後任に、柔道五輪金メダリストでJOC選手強化本部長を務める山下泰裕氏の就任が確実な情勢。歴代最長の約18年に及ぶ竹田体制は2020年東京五輪を前に解かれる。山下氏は弱体化した組織の立て直しが早急な課題となる。