道南民俗学研究会

虚飾を捨てた文章を書きたい。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

気まぐれ短歌②命のはじめ

まどろみて命のはじめ思ふとき太古の海に差しそむ光 命の初めを私は知らない。三島由紀夫氏は自分が取り上げられた時を記憶していたらしいが、私は生まれたときのことを覚えていない。ただ、命のはじめを考えると怖いという気持ちと愛おしいという気持ちが交…

日本は一つの民族? アイヌの歴史を直視していない見解

最初に断っておくが、これは政治家・麻生氏に対する人格否定ではない。ゴルゴ13など国際情勢・軍事情勢にも明るい人でありながら自国の都合の悪い歴史に無知であることへの深い憂慮である。閣僚ということで自らが日本国の中央にあると認識しているのかもし…

学問とは単に知ることではないー信念の女医・荻野吟子女史 

題は聖書のみ言葉ヨハネの福音書から。「一粒の麦、地に落ちて死なずば、唯一つにて在らん、もし死なば、多くの実を結ぶべし。」である。(現代語訳は「一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、 それは一粒のままです。しかし、もし死ねば、豊かな実を結びま…